イタリア/ナポリ(Napoli)Vedi Napoli, e poi muori. (ナポリを見てから死ね)本当にその通りだと思った。美しいサンタルチア港。 美味しい魚介類にアツアツのピッツア...。賑やかで騒々しい町、そして人情味 あふれる人々。 ナポリ駅周辺は、いつも混沌としている。なんだか淫靡な雰囲気。 駅にも見た事もない様な、変わった人が一杯。足の腐りかけたおばあさん、 アラブ風の薬売人、息子と別れを惜しみ大声で泣くマンマ...。 初めてナポリへ行った時は、友人Fちゃんとナポレターノの友人を訪ねて だった。(1992/冬) ヴェスーヴィオ火山が見える、海に面した素敵なアパートに友人家族は 住んでいた。 毎日ドライブして、色んな所へ連れて行って頂いた。 小学生の頃に読んだ物語の中でポンペイの遺跡の話があり、生きている 間に訪れることが出来たらな...と思っていたら、現実となった。 友人のお父さんが、考古学関係の仕事をしていたのでポンペイ遺跡は 仕事で何度も来ており、友人と私も顔パスで入ることが出来た。 そしてそのお父さんの説明を受けながら、ポンペイ遺跡の中を歩き まわった。 夢が現実となり、とても興奮したことを覚えている。 沢山その他の名所に連れて行って頂いたが、おきまりの親戚の家巡りも (笑) 皆上品で素敵な人達だった。そしていつも美味しい手料理の数々。 人の背丈程ある犬に抱きつかれたり、大晦日だったので午前0時になった 途端、庭で花火を皆で打ち上げたり...。 毎年死傷者が出たりするナポリの花火。正月早々とても貴重な花火大会に 参加させて頂いた。(笑) 2回目は友人Nちゃんと二人で、数泊の旅。(1997/夏) 駅近くの安宿に泊まり、考古学博物館へ行ったり、のんびり海を眺めたり。 もちろんピッツアは毎日。魚介類も毎日賞味した。 美味しくて美しくて、しかし淫靡なナポリ。 今度訪ねるのはいつの日か...。 |